くしゃみがよく出る原因は?回数が多い場合は病気?
今回取り上げるのは、くしゃみです。
日常で何気なく出てしまうくしゃみですが「一そしり、二笑い、三惚れ、四風邪」ということわざがあり、1回であれが批判される、噂2回であれば笑われる噂、3回であれば誰かに惚れられている、4回でるようであれば風邪をひいていると言われています。
ところで皆さん「くしゃみ」の語源はご存知でしょうか?
諸説あるのですが、中世の日本においては、くしゃみをすると鼻から魂が抜け寿命が短くなると信じられていました。
そのため、周りの方が「くさめ」と呪文を唱え早死にを避けていたそうです。
その「くさめ」がいつしか「くしゃみ」呼ばれるようになったという説があります。
現代の日本においては、くしゃみをすると周りの方に嫌な顔をされますし、自分自身も恥ずかしい気持ちになりますが、世界的にみると意外とそうでもないみたいです。
世界各国では、くしゃみが出た方にその国の言葉で「健康」と言う習慣が多いみたいです。
ということで今回はくしゃみが出る原因と、それに関連する病気についてご紹介したいと思います。
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目次
くしゃみについて
くしゃみの基本的な機能は2つあります。一つ目は、体温を上げるための生理現象、2つ目は鼻腔内の埃、異物を体外に排出する噴出機能です。
そのため、鼻腔に異物などが侵入すると反射的に起きる生理現象で、自分で抑制することが難しいものです。
くしゃみが起きるときは、数回痙攣的な呼気をし、そのあと強い呼気が起きます。
くしゃみは、上半身の筋肉を激しく運動させ、息が乱れ呼吸が阻害されます。それにより、体力が消耗します。また、唾液を吸い込んでするとろっ骨を損傷してしまうこともあるので要注意です。
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くしゃみの原因
風邪
これは言うまでもありませんが、風邪でくしゃみが出ます。体内にウィルスが侵入しようとすると反射的にくしゃみがでます。
花粉症と区別がつけにくいですが、発熱や喉の痛みがある場合は風邪の可能性が高いので注意が必要です。
また、長引く場合には、中耳炎を併発することがあるので治らない場合には、耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。
アレルギー性鼻炎
アレルギーでくしゃみが出る方も多いいのではないでしょうか?日本人の約32%が花粉症に悩まされています。
また、花粉だけでなく、ダニやハウスダストなどでもアレルギー性鼻炎は発症します。
一番の対処法としては、マスクをつけて体内にアレルゲンが入らないように注意することですが、もしひどいようであれば耳鼻咽喉科にいき、内服薬や点鼻薬の処方などをしてもらうと症状を抑えられます。
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寒暖差アレルギー
意外と認知度が低いのですが、前章でもご紹介したようにくしゃみには体温を上げる機能があります。寒暖差が激しすぎると自律神経の調整がうまくいかずに、くしゃみが多発することがあります。
アレルギー性鼻炎同様にひどいようであれば、耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
モーニングアタック
朝、目覚めるとくしゃみが止まらないことありませんか?朝起きると、活動用の交感神経とリラックス用の副交感神経の入れ替えがスムーズにいかずくしゃみが出る場合があります。
自律神経の乱れで起きることが多い症状です。対策としては、部屋の中の埃が出るものをなるべく排除するのが効果的です。
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くしゃみを止める方法
出るとつらいくしゃみですが、簡単に止める方法をご紹介します。鼻の下を抑える
人差し指と薬指を鼻の下に当てること(指はどの指でも大丈夫ですし、両手を使っても大丈夫です)でくしゃみ神経への伝達をストップすることができます。
この方法は、テレビやインターネットでよく取り上げられているで有効的な方法の一つと言えます。
人目がある場面では恥ずかしい格好が悪いので、難しいかもしれません。
ツボを押す
これも上で紹介した方法と同じく、指を使わないといけない方法ですが、小鼻の脇にある迎香と呼ばれるツボを押すことでくしゃみを止めることが出来ます。迎香はくしゃみだけではなく、鼻水を抑える効果も期待できます。
あまり強く押すのではなく、静かに押すようにしましょう。
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呼吸法を工夫する
くしゃみが出そうになった時に、鼻から一気に空気を吸い込むと一時的にくしゃみを止めることが可能です。深呼吸をするときと同じ方法で息を吸い込みます。
鼻がつまっている時には使えない方法という欠点はありますが、いざというときに使ってみてください。
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まとめ
以上、くしゃみの原因と簡単な対処法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。くしゃみは長引くと体もつらいですし人前で恥ずかしい思いをすることもあるかもしれませんので、早めの受診をお勧めします。
アレルギー反応の場合はどの物質にアレルギーがあるのかを、突き止める必要がありますのでくしゃみの症状がでる前に、いった場所や触れた場所をメモしておくとよいです。
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