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横になると楽になる腹痛は意外と危険?病気の初期症状の可能性も!

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腹痛があるときに横になって休むと、痛みが軽減することがあります。

腹痛を起こす病気は様々ありますが、横になると痛みが軽減するのはどのような時なのでしょうか?

これから腹痛をおこす病気と、横になった時に痛みが軽減する理由について、解説をしていきます。

胃の痛みについて

胃は口から入った食べ物が溜まり、消化する場所です。

胃壁から胃液という強い酸性の消化液が分泌され、食べ物を消化します。

その際、胃は蠕動運動を行いならが消化し、十二指腸へと運んでいきます。食べ物と一緒に入った細菌のほとんどは、胃液で殺菌されます。


胃液は強い酸性ですが、胃は胃粘膜に守られ、消化されることはありません。

食べ過ぎると胃が膨らむことで胃痛が生じる場合があります。

この時に右側を下にして横になると、胃痛が和らぐことがあります。


胃の出口は右側にあるため、そちらを下にすることで、食べ物の流れがスムーズになり痛みが和らぎます。


しかし、そのまま眠ってしまうと、消化の働きが落ちてしまい、消化不良で胸焼けや胃もたれが起こることもあるので注意が必要です。

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腸内にガスがたまることで起こる痛みについて

便秘などで腸内にガスがたまると、腹痛を起こすことがあります。

これは、ガスがたまることで腸が膨らんで、ほかの臓器を圧迫することで腹痛が起こります。

横になったり、おなかのマッサージをすることで、ガスが排出されたり移動することにより痛みが軽減します。


便秘を解消するためには、食物繊維が多く含まれる食材を取るようにしたり、乳酸菌などを取ることで腸内環境を改善することが大切です。

また、水分もしっかりとる必要があります。さらに、運動などで体を動かすと、腸の動きも活発になるため、便秘の解消に役立ちます。


緊張やストレスがあると、腸にガスが溜まりやすくなることがあります。

これは自律神経の中の交感神経が優位に働くことで、腸の動きが悪くなってしまうためにおこります。

休憩を取ったり気分転換を図ることで、ストレスを解消しましょう。



関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!

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妊娠初期におこる腹痛について

妊娠すると徐々に子宮が大きくなります。

子宮が大きくなると、それを支えている靭帯が引っ張られ、筋肉も緊張するため腹痛が起こります。

さらに子宮が大きくなると、骨盤内の血管を圧迫することで、血流が悪くなります。すると、おなかが冷えて腹痛を起こす場合もあります。


また、黄体ホルモンが増加するため、腸の動きが悪くなり便秘が起こり、腹痛が生じる場合もあります。

腹痛が生じた場合は、横になり体を休ませると痛みが落ち着きます。おなかにはタオルや毛布などを掛け、冷えも予防しましょう。



関連記事:女性で下腹部に違和感・痛みがある8つの原因と気をつけたい事!

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膵炎による痛みについて

アルコールの過剰摂取や暴飲暴食により、上腹部に激しい痛みが現れえることがあります。


通常であれば、十二指腸の穴から膵液が分泌されるのですが、胆石で膵管がつまるなど分泌できない状態になると、膵臓内で膵液の活動が活発となり、膵臓自身を消化してしまうようになるのです。

アルコールの過剰摂取は急性膵炎をおこす最も多い原因です。


しかし、アルコールにより膵液が過剰に分泌されることや、アルコールを分解したときに発生する物質が膵臓の細胞を攻撃することなどが原因として考えられていますが、はっきりとしたことはわかっていません。

膵炎の症状は、腹痛に加え、吐き気や背中の痛み、食欲低下などが現れる場合もあります。

痛みが出た場合、横向きになって休むか、膝を抱えるようにして座ると痛みが軽減します。仰向けに寝ると痛みが増すこともあります。



関連記事:お腹の左上が痛い!食後に起こる症状の原因3つを徹底解説!

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骨盤性器脱による痛みについて

骨盤性器脱とは、女性におこる病気で、骨盤内にある子宮や膀胱などが本来あるべき場所より下がってしまうことで起こる病気です。

出産を経験した女性の約半数におこるといわれています。


骨盤になる子宮や膀胱は「骨盤底筋群」がハンモックのようになり支えてます。

この筋肉が収縮することにより、尿道や膣、直腸が収縮し、尿や便が漏れないようになっているのです。

分娩時に赤ちゃんの頭が産道にいる時間が長いと、骨盤底筋にかかる負担が筋肉や神経を傷つけるためにおこると考えられています。

この状態に、腹圧がかかることや肥満などが原因となり、子宮脱や膀胱脱が起こるのです。


骨盤性器脱が軽度の場合は、症状が現れないことがほとんどです。

しかし、進行すると脱出した部分により症状が現れます。


膀胱や尿道が脱出すると、残尿感や尿失禁や膀胱炎をおこしやすくなるようになります。


子宮が脱出した場合は、膣内に違和感が生じたり、膣の粘膜が炎症をおこしたりします。これらに伴い、腹痛や違和感が現れる場合もあります。


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性器脱は立っているときや座っているときにおこりやすく、横になって休むと症状は軽減します。

これは性器脱が重力によりおこるためです。


症状があり辛いと感じる人は多くいますが、受診することに恥ずかしさを感じて我慢する人がいます。

治療には根治させる手術と、ペッサリーなどの器具を使用し性器脱を予防する方法とがあります。

また、骨盤底筋群を鍛えることにより性器脱を予防できることもあります。

まずは婦人科を受診し、相談することをお勧めします。



関連記事:横になるとお腹が痛い症状の原因は?気になる病気を4つ解説!

まとめ

腹痛を起こし、横になると痛みが軽減する病気についてみてきました。

横になることで一時的に痛みが和らぐこともありますが、病気が治っていなければ再び痛みが現れます。

腹痛が続く場合は、原因を突き止めるためにも受診することをお勧めします。


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