お腹の右側が痛い原因は?女性が気をつけたい5つの病気!
お腹の右の下が痛む!!でもそれ以外の場所は痛くないそんな場合はどんな原因が考えられるのでしょうか??
右の下腹部に痛みと聞いて虫垂炎(盲腸炎)が思いつく方も多いのではないかと思います。もちろん虫垂炎も右下腹部痛の原因となる病気の一つですが、それ以外にも原因となる病気があります。
ここでは、右下腹部が痛くなる病気について書いていきます。是非参考にしてみて下さい。
スポンサーリンク
虫垂炎(盲腸炎)
この病気はよく耳にする病気ではないでしょうか??虫垂炎とは結腸の始まりのところにある盲腸の先端に、虫垂と呼ばれる細い盲管がついていて、ここがなんらかの原因で炎症をおこすと、症状が出ます。
子供から高齢者まで幅広く掛かる病気で、年齢的には10~30歳の間に最も多くみられ、男女の差はあまりないですが、どちらかと言えば男性に多くみられます。
症状
虫垂炎・盲腸炎の症状は- へその辺りから下腹部の痛み始める
- 吐き気
- 嘔吐
- 初期症状として微熱
などがあげられ、症状が進むと右下腹部が痛くなり、その部分を押すと強く痛みます。
また、腹膜炎などを併発しているときは、38~39度の高熱がでます。
虫垂炎になった場合は、軽度の場合は安静と抗生物質の投与で治るものがりますが、原則としては手術が必要になります。
特に子供や高齢者は進展が意外に早いので、致命的な合併症をおこす可能性も高く急を要します。
虫垂炎になる原因としては、盲腸に異物が入ったためとか、ウイルスなどの感染説、アレルギー説などがあて一定しません。精神的、肉体的な疲労も誘因となります。
関連記事:へその右横が痛い原因は?気になる病気と対処法を徹底解説!
スポンサーリンク
子宮付属器炎
子宮付属器とは、卵管、卵巣のことをいい二つの炎症のことを、合わせて子宮付属器炎と呼ばれています。この病気が起こる原因としては、子宮付属器への細菌類の感染によって起こります。感染経路としては、膣から子宮を通って卵管に到達します。
大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌などの一般的な細菌が、体調不良や抵抗力の低下を起こした時に膣に侵入してきます。
また性行為によってクラミジアなどの病原菌が膣内に侵入することもあります。
症状としては、下腹部の痛み、発熱、おりものの増加、吐き気や嘔吐を伴なうこともあります。
子宮付属器炎は思春期以後の成熟女性にみられる病気で、慢性化してしまうと不妊症に発展することがありますので注意が必要です。
関連記事:お腹の左上が痛い!食後に起こる症状の原因3つを徹底解説!
大腸憩室炎
大腸の内側の一部が外側に飛び出して、袋状になった状態のことを大腸憩室症と言います。
この状態のときは通常は無症状なことが多いですが、憩室炎をおこすと腹痛や出血などをおおこすこともあります。
大腸憩室症は欧米人に多くみられる症状で、日本人にはこれまであまりみられませんでした。しかし、最近は日本人にも増加して、約10人に1人以上の頻度で見つかるようになってきています。
食事の欧米化、とくに食物繊維の接種量の減少との関係が考えられています。
スポンサーリンク
子宮外妊娠
妊娠はしているが、子宮の中の正常な部位以外で胎児が大きくなる場合があり、このことを子宮外妊娠と言います。子宮外妊娠の症状としては、一般的には左右どちらかの下腹部痛や、暗赤色の出血、吐き気、嘔吐などがあげられます。
この病気にかかる原因としては、卵管付近に炎症がある場合や、以前の感染がもとで受精した卵が正常に子宮の中に運ばれないために、おこることが多いとされています。
関連記事:下腹部に違和感がある女性が注意したいこと!原因を解説!
移動性盲腸
生まれつきに、盲腸や上行結腸が固定されていないもので、妊娠や分娩を繰り返すと影響があるとされています。しかし、盲腸が固定されている人にもおこる病気です。
20~30歳代に多くみられ、10歳代にも比較的おおくみられます。
特定の症状がないことも多いのですが、虫垂炎とよく似た症状が起きやすいです。
治療は、基本的には保存的治療が原則で、食生活や規則正しい排便の習慣、適度の運動などを行ないながら、鎮痙薬を服用することもあります。
関連記事:へその左横が痛い原因は?違和感が続く場合は注意が必要!
まとめ
右下腹部が痛くなる病気には、虫垂炎以外にも様々な病気があります、女性に多い病気も男性に多い病気もありました。
また、右下腹部だけではなくそれ以外の部分に痛みや何らかの症状がある場合には、上記にあげた病気以外の可能性も高くなります。
痛みが続く場合は早めに病院に行くようにしましょう!!
関連記事:横になるとお腹が痛い症状の原因は?気になる病気を解説!
スポンサーリンク