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記事を参考という形で読んでいただき、病院を受診する際の参考にしてください。

舌が腫れぼったい感じがする!発熱がある原因と効果的な対処法!

舌


舌が腫れたようになるのにはアレルギーなども考えられますが、そうであれば特定の食べ物を食べた時に症状が出てきます。

では、その様なことに身に覚えが無いのに、舌が腫れぼったい症状が現れるのは何故なのでしょうか?


単純に、舌だけに症状がある場合も心配ですが、他にも発熱があったりなど体の他の部分にも何かしらの症状がある場合は、重篤な病気なのではないかと心配になってしまいます。

そこでこの記事では、舌が腫れぼったい感じがする場合でも、アレルギー以外で考えられる原因について紹介していきたいと思います。

ヘルペス性口内炎

ヘルペスはウイルスの一種で8種類存在しますが、口内炎を引き起こすようなものはその中でも単純ヘルペスウイルスになります。

免疫機能の弱い子どもに多く、何度も感染して症状が出るのですが中でも、一番はじめの感染のときが症状が重い傾向にあります。


この何度も感染するというのは、何度も体調を崩していると言い換えることができるでしょう。


単純ヘルペスウイルスに感染すると数日~1週間程度の潜伏期間を経たのち口の中の粘膜が炎症を起こし、痛みや発熱を伴うといった症状が出てきます。


治療としては単純ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬を使い、さらに痛み止めやビタミン剤などを使って症状の緩和を図ります。

また、痛みによってご飯を食べたり飲み物を飲んだりすることが難しくなっている場合は点滴によって栄養と水分を補給します。


関連記事:舌のできものは口内炎以外にもある!治らない場合に注意したい病気!

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猩紅熱

これは「A群β溶血性レンサ球菌」という細菌に感染することで発症する疾患です。

細菌名は略して「溶連菌」と呼ばれることもあります。

溶連菌は喉に感染して発熱など扁桃炎のような症状を呈してくることもありますが、溶連菌感染症の一部に発熱後、全身に発疹が出てイチゴのような舌が見られるような「猩紅熱」を起こすことがあります。


また、「人食いバクテリア」としても知られているA群β溶血性レンサ球菌ですが、人食いバクテリアとして発症する際には「皮膚への感染」が必要で、逆に言うと皮膚への感染から同じ人に猩紅熱が現れるということは非常に少ないということになります。


猩紅熱に限らず溶連菌感染症はその多くが飛沫感染です。

すなわち、くしゃみのしぶきなどを吸い込むことによって感染するため、特に猩紅熱の発症頻度が高い子どものいる家庭では、親が発症しないで済んでいる時のくしゃみを子どもが吸い込むことによって、何度も繰り返し溶連菌感染症を発症してしまうということがあるので注意が必要です。


かつては治療が難しく、法律で指定されたこともある猩紅熱ですが、現在では抗菌薬の進歩から治療は比較的簡単になってきており、回復していくケースがほとんどです。


ただし、溶連菌を確実に死滅させるために症状が収まった後も薬の服用を続ける必要があるため、治った(と感じた)からと言って自己判断で薬をやめてしまうことは避けましょう。


関連記事:子供の舌がイチゴの様に腫れる!発熱もある場合の原因と対処法は?

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良性腫瘍

腫瘍というと「ガン」と誤解をされてしまうかもしれませんが、ガンは悪性の腫瘍のことで、良性腫瘍は転移などはしない細胞の異常増殖と捉えられています。

舌に発生する良性腫瘍にはいくつか種類があり、乳頭腫、線維腫、血管腫、リンパ管腫などが挙げられます。


これらは「どんな」細胞が顕微鏡レベルで「どのように」増殖するかで分類されています。


乳頭腫は舌の良性腫瘍の中で最も頻度が高く、「おでき」や「いぼ」のようなものになります。


親知らずが舌に当たるなどの機械的な刺激が原因となることが多いため、それらの治療が乳頭腫の治療にもつながります。

また、乳頭腫自体が大きい場合は切除を行うこともあります。


線維腫は線維(コラーゲン繊維)が増えることによってできるもので、触ると固く感じます。

これは腫瘍の部分切除によってその後の経過は良好になります。


血管腫は内部に豊富な血管を含む腫瘍で、舌に多いのは単純性と海綿状の血管腫が多いと言われています。

どちらも青紫色の柔らかいコブとして触れます。

進行すると会話や食事に支障をきたしてしまうので、早めの治療が必要です。


リンパ管腫はリンパ管に先天的な形成異常があるために起こるもので、リンパ管が大きく拡張した腫瘍になります。

これら良性腫瘍には手術が適用されることもありますが、悪性ではないので小さいものでは保存的に治療することもあります。


関連記事:舌がピリピリと痛む感じが続く!5つの原因と悪化させない方法!

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舌ガン

舌の前側3分の2に発生した悪性腫瘍を舌ガンと呼びます(後ろ3分の1は咽頭ガン)。

原因は完全にわかっているわけではありませんが、喫煙やアルコール、機械的な刺激が誘引となっていると考えられています。


ガンになる前段階として、その部分が赤くなったり白くなったりすることがあります。

それぞれ「紅板症」、「白板症」と呼ばれているもので、その他の疾患を除外した上でこれらの診断が下されます。


舌ガンの治療は外科的切除が基本ですが、腫瘍の大きさが小さい場合には術後の舌の機能を維持するために放射線治療が行われることもあります。

また、周囲の組織に浸潤している場合には舌を全て取ってしまい、腹直筋などを用いて舌を再建することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

舌が腫れるのには熱がある場合もありますが、その他にも注意しておくべき症状があるので、気になる場合には医療機関の受診を早めにすることをおすすめします。

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