おならが出ない!お腹が張って苦しい原因や対処法を解説!

おならが出ない!お腹が張って苦しい原因や対処法を解説!

お腹


お腹が張って苦しい。

ガスがたまっている気がするのにおならが出ないと、とにかく辛いです。

ひどい場合、腹痛が伴うこともあるかもしれません。

この記事では、おならが出ない原因について解説し、その対処法についてもご紹介していきます。

どのようにしておならが発生するのか

おならの大半は、食事の際に食べ物と一緒に吸い込んだ空気であると言われています。

飲み込んだ空気には、酸素や窒素が豊富に含まれています。

さらに、食物が腐敗・発酵して発生するメタンガス、水素や二酸化炭素が合わさり腸内でガスが溜まります。

その他にも、全身をめぐる血液内にもガスが含まれています。

割合は少ないですが、血中のガスが腸内へ流れ込み揮発性の分泌物として存在しています。

これらのガスが腸の収縮(ぜん動運動)により肛門へ送り出されて、おならとして排出されます。

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ガスを溜め込みやすい人の特徴

長時間座っている、運動不足である

仕事上、デスクワークが多い方など長時間座位をとりじっとしていると、常に腹部は圧迫された状態となります。

また、体を動かさないことで腸への刺激も乏しく、腸の動きが弱りガスが溜まりやすくなってしまいます。

腸の動きが弱い

上記のように仕事や環境によって腸の動きが低下してしまうケースがありますが、その他にそもそも腸の動きが低下している方もいます。

腸のぜん動運動は、腹筋の力を借りて行われています。

しかし、腹筋の弱い方、特に女性や中高年の方はぜん動運動が弱い傾向にあります。


さらに、女性は生理周期による影響を受けていることが多くあります。

排卵期以降から生理が来るまでの間で、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンの分泌が盛んになり腸のぜん動運動が低下し、便秘になりやすくなります。

生理が始まるとプロゲステロンの分泌は落ち着きます。

そのため、生理がくると自然と便の出がよくなると感じる方が多いと思います。

おならを我慢している

外出先や職場、または旅行中など、他人と行動するときには、無意識におならを我慢しているものです。

しかし、我慢しすぎるとガスが腸に溜まり、腸の動きを低下させ、さらにガスが溜まりやすくなり、悪循環に陥ります。

また、ガスが長い間留まっていると、腸から悪い物質が吸収されてしまう危険があるため可能な限りトイレなどでガスを出すように心がけましょう。


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早食い、噛まないで食べる

先に記載したように、腸内のガスの大半は、食べ物と一緒に飲み込んだ空気になります。

特に早食い、噛まずに飲むようにして食事をする方は要注意です。

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おならが出ない!病気かも?

過敏性腸症候群

主にストレスが原因で起こるとされており、腹痛や下痢、便秘になります。

男性は下痢型、女性では便秘型が多い傾向にあります。

過剰なストレスにより自律神経系が乱れて、腸のぜん動運動に不調が生じてしまいます。

人によっては、電車に乗っている際にトイレに行きたくなったらどうしようなど、不安を抱えている人も少なくありません。


関連記事:コロコロとした便が続くのは水分不足が原因?気になる病気も解説!

大腸憩室炎

憩室とは大腸の一部が外側に飛び出し、窪みのようなものを作った状態をいいます。

何もなければ無症状ですが、憩室に便が詰まり炎症を起こすと、腹痛や発熱、場合によっては下血の症状が現れることもあります。

便が詰まると、便秘を誘発しガスの通りを悪くすることがあります。

憩室の好発部位としては、S上結腸や上行結腸が挙げられています。


関連記事:残便感がある症状の原因3つと、気を付けたい4つの病気を解説!

腸閉塞

この病気は「イレウス」と呼ばれ、聞いたことがある人もいるかもしれません。

名前の通り、腸が詰まる病気であり、腹痛、腹満、嘔吐、排便やガスの排出が行われなくなります。

特に腹痛はけいれん性の激痛が生じます。

この時、腸は折れ曲がっていたり、ねじれていたりします。

原因としては、腹部の手術後に腸の癒着が起こった、女性に多くある大腸ヘルニアなどが考えられます。


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ガス抜きポーズでおならを出す

仰向けで両膝を抱える

太ももを腹部に押し付けるように意識し、ゆっくりとした呼吸を5回程度します。

姿勢を元に戻し、これを何セットか繰り返します。

猫のポーズ

四つ這いになり、猫のように背中を反らしながらお尻を突き出すようなポーズをとります。

お尻が高い位置になるようにし、腕は前に伸ばしておきます。

この姿勢を維持して数分経つとガスが排出されます。

お腹を温める

腸の温度は、体温計で測る平熱より1℃程度高いものが適温であるとされています。

この温度を維持することで、腸内細菌が活発に働き、消化吸収の機能が良好に維持され、腸のぜん動運動も正常に行われます。

食事

まずは、ゆっくりとよく噛んで食べるように意識することが大切です。

また、食事内容も意識することが重要になります。

カップラーメンやスナック菓子、糖質や脂質の多い食事は消化器の働きを低下させます。

できる限り、食物繊維や乳酸菌を取り入れた食事を心がけましょう。


関連記事:何かを食べたらお腹が痛くなる!原因となる5つの病気を解説!

まとめ

おならが溜まりやすい原因には、普段の生活習慣やストレス、腹筋の筋力低下など様々なものがあります。

また、おならが出ずに、腹部に強い痛みがある際は、腸閉塞や腹部の炎症など、すぐに治療が必要なケースもあるため、医療機関の受診の検討も必要になります。

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