ウイルス性胃腸炎の感染経路は?症状もチェックしよう!
ウイルス性胃腸炎は文字通り、ウイルスに感染した事によって起こる胃腸炎です。成人がかかると下痢、乳児がかかると嘔吐の症状が多くいられます。
感染経路としては、主に食事が多いのですが、空気感染なども起こします。また風邪の症状を伴うウイルスもありますので、頭痛や熱に加えて腹痛、下痢、吐き気と辛い症状が重なるできれば掛かりたくない病気のひとつです。
今回はそんなウイルス性胃腸炎の元である、ウイルスの種類をまとめて書いていきますのでそれぞれの違いに注意をしながら読んでみて下さい。
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症状
ウイルスについて触れる前に、ウイルス性胃腸炎の症状を見ていきましょう。ウイルス性胃腸炎の症状は
・下痢
・嘔吐
・腹痛
・発熱、頭痛
・風邪の症状
などがあげられます、とても辛い症状が並んでいます。
主なウイルス
ウイルス性胃腸炎は主に冬場に流行し、乳児の嘔吐物や排泄物にウイルスが含まれているので、保育園や幼稚園などで集団感染を引き起こしやすい病気です。冬場はウイルスに感染しますが、夏場は細菌に感染しますO-157などが有名でこの事を感染性胃腸炎と呼び、ウイルス性胃腸炎もこの感染性胃腸炎の中に含まれます。
では、主なウイルスの種類をまとめていきます。
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ノロウイルス
11月~1月にかけて流行し、感染性胃腸炎の中でも多くみられるウイルスです。主に食べ物、カキなどの貝類や人の手などから感染し、成人がウイルス性胃腸炎を発症した場合、このノロウイルスが疑われます。
また、幼稚園や保育園で集団感染を起こしやすいので注意が必要です。
ロタウイルス
1月~4月にかけて流行し、2歳未満の赤ちゃんが最も多く感染しやすいウイルスで、ノロウイルスよりも症状が重たくなる傾向があります。サポウイルス
成人が感染することはほとんどないウイルスで、ノロウイルスと同じ属のウイルスですアデノウイルス
扁桃炎、咽頭炎、流行性結膜炎、などの症状を引き起こし腸管に感染すると嘔吐、下痢の症状を引き起こします。アストロウイルス
高齢者の施設などでも感染が広がることがあるウイルスで、ノロウイルスやロタウイルスに比べて頻度は少ないです。異常が主なウイルスとなります。
ウイルス以外で感染性胃腸炎を引き起こす原因として、細菌や原虫などがあげられます(冬場はやはりウイルスによるものが流行します)
主な細菌は、サルモネラ、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌、コレラ菌、赤痢菌、ウェルシュ菌、セレウス菌、腸チフス菌などがあり
原虫は、赤痢アメーバ、ランブル鞭毛虫、日本住吸血虫、クリプトスポリジウムなどがあります。
ウイルス性胃腸炎を発症したら、下痢や嘔吐が続くため脱水症状を起こしやすいです、基本的には子供がかかりやすい病気ですので、周りで看病している方は気を付けてあげて下さい。
自分で水分補給が無理なようでしたら、病院に連れて行くようにして下さい。
最後に
ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスの中でも、ノロウイルスは非常に感染力が高いウイルスで、乳幼児から高齢者まで感染・発病するウイルスです。ノロウイルスは細菌に比べて大きさが30分の1~100分の1と小さく、手のしわの奥にも入り込みます。しっかりとした手洗いが大切となります。
石鹸やハンドソープを使って、手の指先から出来れば肘の辺りまでをよく洗い、それを2回繰り返すとウイルスをほぼ除去することができます。
また、生野菜や果物、貝類などはよく洗ってから調理するようにして下さい。下痢の症状がある人は最後に入浴するなどの工夫も大切です。
ウイルス性胃腸炎の予防は、手洗い、加熱、汚物の適切な処理が基本となりますのでしっかりとした予防を心がけましょう!!
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<ウイルスの症状>:
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