腰痛に加えて足のしびれが出てきた!椎間板ヘルニアか?
突然腰が痛くなったり、何かの動作をしたことをきっかけに腰が痛くなることや、思い当たることはないが慢性的に腰が痛いといったように、「腰痛」に悩まされている人は沢山いるのではないでしょうか??
そんな腰痛ですが、足のしびれが伴う場合は椎間板に原因があるかもしれませんし、その他の疾患の可能性もあります、いずれにしても少しでもその症状をやわらげたいことは間違いないです。
以下に、上記の症状が出やすい疾患を幾つかご紹介しますので、参考にして下さい。
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脊椎分離症・脊椎すべり症
椎間関節を構成している、上下の関節突起の間の骨が欠けてしまい、脊椎の前方部分と後方部分に分離している状態を、脊椎分離症といいます。この状態がでいますと、体重が前方に集中するため、前方部分の椎体はすべってずれてきます。これを脊椎すべり症と言います。
症状
症状としては、始めのうちは朝起きたときや、動作を開始するときに腰に鈍痛を感じますが、動かしているうちに楽になることがあるため、それほど気にならないことが多いです。しかし、異常があることは確かですので、次第に症状は悪化していきます。脚に痛みやしびれが現れてきたら椎間板ヘルニアを併発している可能性もあります。
その他の症状としては、
・太ももの裏側の痛み、違和感
・両脚の脱力感
・会陰部(外陰部と肛門の間の部分)のしびれ、違和感
などをともなうことがあります。
この疾患の原因としては、骨の先天的な形成不全や、外傷が考えられます。
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椎間板ヘルニア
椎間板は椎体(椎骨の主要な部位で、円柱状の部分)と椎体の間にあり、椎間板にはゼラチンのような柔らかい弾力性のある部分があります。それが、上下から骨に加わる力を和らげてくれています。しかし、成人以降になるとしだいに椎間板の変性が始まり(椎間板変性)弾力性がなくなり、亀裂が生じてきます。この亀裂から髄核(水分を多く含んだ柔らかく、弾力性がある線維)が飛び出してしまいます。この状態を椎間板ヘルニアといいます。
腰におこることが多いですが、首におこることもあります。
症状
症状は、おこった部位によって違ってきます。<腰におこった場合>
・腰痛
・太ももの後ろ側の痛み、しびれ
・膝から足首の外側の痛み、しびれ
・つま先までの痛み
・脱力感
・感覚障害
・つまずきやすい
・筋力の低下
<首におこった場合>
・片側の腕に痛い、しびれ
・首の後ろ側の痛み
・首が動かせない
・脱力感
・しびれの感覚が、足の先から胸へ広がることもある
などがあげられます。
どちらの場合も、痛みがひどいときには立っていられなかったり、咳やくしゃみをするだけでも響くほどの痛みです、痛くて眠れないこともあります。
化膿性脊椎炎
背骨におこる化膿性骨髄炎で、急激に腰痛や背中の痛みがおこります、また発熱を伴なうのも特徴的です。患部を叩くと非常に痛みます。化膿性骨髄炎
化膿性骨髄炎は骨の中に何かに原因で細菌が侵入したために、化膿性の炎症をおこすものをいいます。急性の化膿性骨髄炎は、10代の子供に多くみられすねの骨や脚の骨におこりやすい疾患です。慢性の場合は、骨折などの外傷からおこるものは大人にみられることが多いです。
抗生物質の発達に伴い死亡することはほとんどなくなった病気ですが、抗生物質が効きにくいMRSAなどの感染も増えてきていますので、治療が遅れると、脚の変形や短縮などの問題がおこります。
まとめ
足にしびれが伴う腰痛の場合は、まずは椎間板ヘルニアを疑うべきですが、その他にも多くの病気の可能性があります。早めに病院にいきMRIなどで、しっかりとした検査を受けるようにしましょう。車でも数年ごとに車検をします、自分の体も何年かに一度は検査をする事が必要なのかもしれません。
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