太ももを押すと痛い!筋肉痛以外の原因6つと対処法を解説!
太ももの筋肉はよく使う筋肉なので、筋肉痛を起こしたりすることはイメージできます。
また、太ももではなくても例えば「膝」「足首」「すね」「ふくらはぎ」なども足の部位で症状が出やすい部分です。
何かにぶつけたり、スポーツをしたりすると、打撲による痛みや筋肉痛による痛みが出ますので太ももや他の足の部位に症状が出てくるのもある程度は納得できます。
しかし、このような心当たりがないのに太ももを押すと痛い場合はいったいどの様なことが考えられるのでしょうか?
そこでこの記事では、太ももを押すと痛い症状を中心に原因や対処法について解説していきます。
目次
肉離れ
肉離れとは、スポーツなどで筋肉が収縮し、筋肉の組織の一部が損傷して剥がれた状態をいいます。太ももの痛みでは比較的、多い原因です。
足の肉離れは、サッカー、柔道、ラグビーなどの足を使うスポーツをしたとき、相手選手とぶつかりあったときに強い衝撃が加わることで起こります。
対処法
肉離れの治療は、アイシングと圧迫が基本です。1週間から10日程度太ももを冷やし、固定用包帯等でややきつめに太ももに巻き、圧迫するようにして固定します。
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大腿神経痛
大腿神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰の問題が原因で、太ももの前面から外側にかけて痛みやしびれが出る状態を言います。対処法
原因となる問題の治療を行います。腰椎椎間板ヘルニアが原因であれば、まずは痛みの治療を行います。神経ブロックという麻酔薬のような薬の注射を行い、痛みを軽減します。
それと併せて、炎症を抑えることを目的として、非ステロイド抗炎症剤や筋弛緩剤を使用します。
これでも痛みやしびれが取れない場合には手術が必要です。
排尿障害、排便障害がある場合には緊急手術が必要です。手術には大きく3種類あります。
後方椎間板切除術
背中側に切れ目を入れ、背中から痛みやしびれの原因となるヘルニアを切除します。椎間固定術
背骨が大きく曲がっていたり、骨と骨との間の隙間がほとんどなく、潰された状態の場合、背骨をまっすぐにして金属で骨を固定したり、骨と骨の間を広げてから金属で骨を固定したり方法です。腰の痛みやしびれがひどい場合には、後方椎間板切除術と同時に行われます。
経皮的レーザー椎間板減圧術
背中を切開せずにヘルニアを切除する手術法です。痛みやしびれの原因となる患部の中にレーザーファイバーを刺し、そこにレーザーを照射して患部を蒸発させる治療する方法です。
ただ、この治療が行えるのは特定のヘルニアに限定されるため、整形外科にて状態を確認し、この手術の適用となるか確認が必要です。
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坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・変形性腰痛症・変形性股関節症などの問題が原因で、腰から足先にかけて通っている坐骨神経に痛みやしびれが出る状態を言います。太ももの外側に症状が出るのが特徴です。
対処法
まずは痛みやしびれを取ることを目的として、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤を使用します。それでも痛みが強い場合、神経ブロックの注射を行います。その後、原因となる問題の治療を行います。
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股関節内転筋群炎症
股関節内転筋群炎症とは、O脚・X脚などの体の歪みや関節リウマチなどの問題が原因で、股関節に複数存在する内転筋という筋肉が炎症を起こし、痛みやしびれが出る状態を言います。
対処法
筋肉の炎症のため、1週間から10日間は安静が必要です。痛みやしびれが強い場合、消炎鎮痛剤を使用します。その後、原因となる問題の治療を行います。
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閉鎖神経痛
閉鎖神経痛とは、閉鎖神経という、股関節内転筋を支配する神経が周辺組織に圧迫され、痛みやしびれが出る状態を言います。閉鎖神経痛は、内股に力を入れた時に強い痛みやしびれを感じるのが特徴です。
加齢による筋力の衰えや、姿勢の悪さからくる体の歪みが原因です。
対処法
痛みを取るためには安静が必要です。安静にするだけでは痛みやしびれが治まらない場合、消炎鎮痛剤を使用します。
その後、原因となる問題の改善を行います。
最近では老人保健施設等で、高齢者向けに簡単に筋肉の衰えを防止するためのエクササイズも考案されています。
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妊娠
妊娠も太ももの痛みやしびれの原因の1つです。妊娠中は、身体が出産に向けての準備として、いろいろな部分が変化をします。
骨盤が緩む、あるいは歪むというのもその1つです。
骨盤が歪むと、骨盤の周囲の神経を圧迫しますので、太ももから下半身にかけて痛みやしびれが出ることがあります。
対処法
妊娠中は、薬物の使用に注意が必要なため、腰に負担のかからない程度の運動にて対処します。歪みを改善するためのストレッチや体操を行うことも効果的です。
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まとめ
肉離れに関してはスポーツを行った際に起こりやすい疾患です。この場合は症状がでることにある程度は心当たりがあります。しかし、肉離れや筋肉痛以外の原因で起こる太ももの痛みは、腰や骨盤に原因があることが多く、放置すると背骨が曲がったままの状態になったり、骨盤が歪んだままになることがありますので注意が必要です。
症状が出たら早めに医療機関を受診しましょう。