寝違えの痛みがつらい!内臓の炎症が原因かもしれないので要注意!
皆さんの中で寝姿勢を意識している方はどれだけいらっしゃるでしょうか。
寝姿勢が悪いと寝違えを起こすことがありますが、実はその大元の原因が内蔵にあることもあります。
寝違えと聞くと、一番最初に思い浮かべるのは首の痛みかと思います。
その次は腰や背中の痛みでしょうか?もちろん寝る時の姿勢が原因で首や腰そのもにダメージを受けている可能性は高いです。
内臓が原因と聞き??と感じた方も多いかと思います。
そこでこの記事では、寝違えについての説明と、寝違えと内臓の関係について解説していきます。
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そもそも寝違えの原因とメカニズム
「寝違え」というのは一般的に使われていますが、具体的な病名ではありません。すなわち朝起きたときに首や肩に痛みがある状態のことを総称してこのように呼んでいます。
寝違えは寝ている間に首、肩、背中の筋肉に持続的な力がかかってしまい、その筋肉が炎症を起こしてしまっている状態です。
普通であれば寝ている間にこのような負荷がかかると、寝返りを打って姿勢を変えることで筋肉が楽な状態で睡眠をとることができます。
しかし、疲れが溜まっているときや狭い場所で寝ているときなど、寝返りが打てない時には窮屈な姿勢のまま長時間寝ることになって寝違えを引き起こします。
さらに日常生活での姿勢が悪い、枕の高さが合っていない、ストレスがあって身体が緊張状態にある、デスクワークやパソコン仕事、スマートフォンの見過ぎなども寝違えの要因となります。
何度も寝違えを繰り返すようであれば生活習慣を見直してみると良いでしょう。
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寝違えの症状
先ほども少し触れましたが、寝違えの症状は首や肩の痛みが主です。具体的には首を横に回そうとしても痛くて動かせなかったり、肩を動かそうとしても首や肩甲骨のあたりが痛くて動かせなかったりします。
これらの症状が厄介なのは、他の疾患でも首の痛みや動かしづらさが出現するということです。
代表的なものは頚椎椎間板ヘルニアと肩関節周囲炎です。
頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨(頚椎)の間にある椎間板が頚椎の後ろにある脊髄という神経の束を圧迫することで腕や肩の動かしづらさが現れてきます。
頚椎椎間板ヘルニアが進行し、脊髄を大きく圧迫するようになると脊髄は脚などを動かす神経や感覚神経も含んでいることから脚の麻痺、感覚の鈍麻(鈍くなること)が現れてきます。
こうなってしまうと手術をしても症状が残ってしまうことがあります。
首、肩の痛みでおさまっているうちに早めに治療しましょう。
肩関節周囲炎は一般的に「五十肩」と呼ばれているもので、腕が肩の高さよりも上がらないなどの症状も現れます。
中年世代に多く見られることからこのような病名で呼ばれますが、もちろん若い人にも発生します。
中年でこの疾患を発症する原因としては、デスクワークなどによって腕をあまり動かさない生活を続けることによって肩周りの筋肉が凝り固まってしまうことが挙げられます。
若い人では、ストレッチを十分に行わないまま急激に腕を大きく回すことによって筋肉が傷んでしまうことが原因となることが多いです。
五十肩は痛みがある場合は無理に動かそうとせず、安静を保つのが一番です。
このときに患部を冷やすことが重要で、このことによって炎症が広がるのを防ぎます。
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寝違えと内蔵の関係
さて、寝違えとそれに似た疾患を紹介しましたが、いずれも整形外科的なイメージが有ると思います。しかし、寝違えは姿勢の悪さはもちろんのこと、内臓とも関係があると言われています。
例えば、肝臓は身体の右側の筋肉とつながっているとされています。
つまり、肝臓に何かしらの不具合があるとこの筋肉に悪影響を及ぼしてしまいます。
特に背中にある菱形筋という筋肉と首から肩、背中にかけてある僧帽筋との関係が深いです。
肝臓の疲労によってこれらの筋肉はこわばってしまい、縮んでしまいます。すると菱形筋の位置によって肩甲骨と背骨が近づいてしまいます。
具体的にいうと菱形筋は背骨から起こって肩甲骨にくっついている筋肉なので、肩甲骨が背骨の方へ近づいていってしまいます。
僧帽筋もこれまた肩甲骨を背骨の方に近づける作用を持っています。
これらの筋肉が縮むことにより慢性的に肩甲骨が正常の位置からずれてしまうため、起きているときは肩を動かすことが多いので大きな影響はありませんが、この状態で寝てしまうと寝姿勢では肩が正常な位置にあるため背骨のほうが位置異常を起こします。
背骨は体を捻る動作を可能にするために水平方向に回転することができるので、筋肉のこわばりによって背中側から見て右の方へ回転してしまいます。
すると背骨と首の骨はつながっている(そもそも同じような骨)ので首は左の方を向いてしまうことになります。
これは首を動かそうと思って動いているわけではないので、首を回す筋肉に負担がかかってしまうことになります。
これが寝違えの原因となることがあります。
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まとめ
いかがだったでしょうか。寝違えは日常的に起こすということもあり、「ああまたか」となってしまう方も少なくないです。
ですが、その背景には内臓の疲労があったり、そもそも寝違えではないこともありますので、症状を速く改善するためにも整形外科などの病院を受診するようにしましょう。
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