背中が丸い!猫背が原因で起こる症状や改善方法を解説!

背中が丸い!猫背が原因で起こる症状や改善方法を解説!

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パソコンやスマートフォンなどを使用する時間が長いと自然と前傾姿勢になり、周囲から「姿勢が悪いよ」なんて言われた経験はありませんか。


背中が丸くなっている姿勢を「猫背」と言いますが、猫背は見た目もカッコ良くありませんし、身体の様々な部分に悪影響を及ぼしてしまいます。

この記事では、猫背が原因で起こるかもしれない症状と猫背の改善方法を解説していきます。

猫背とは?

猫背とは、背中が丸くなり前傾姿勢になっている状態を言います。

なぜ「猫背」なんて言い方をするのでしょう。

その名の通り、猫が座っているとき、横から見ると背中が丸くなっていて前傾姿勢になっています。

その姿勢によく似ていることから、背中が丸くなっていて姿勢が悪く前傾姿勢になっていることを猫背と言います。


人間と猫は、骨格的な構造が異なるため、猫は猫背でも何も問題はありませんが、人間が猫背だと身体に悪い影響を及ぼします。

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猫背が原因で起こる症状は?

猫背を改善しないまま、その姿勢を続けていると身体的には大きな負担になります。

それが様々な症状をもたらします。

腰痛

腰の筋肉は、骨の形に沿って、反り返っているときが一番状態が良いです。

骨格の問題になりますが、腰の骨は背骨と骨盤付近の骨の間に位置しており、二足歩行をする人間が負担にならないために、腰がお腹側にウェーブしているような形になっています。

これが本来あるべき状態です。


しかし猫背だと、上半身が特に前傾になるために、腰の骨や筋肉に本来とは違う形で負荷が掛かり続けます。


そうなると、筋肉は当然硬くなっていきます。

筋肉が硬くなっていくと、当然腰の筋肉は柔軟性がなくなるために、痛みが生じやすくなります。

猫背で腰の筋肉が硬くなり、そのまま身体を横にすると、布団と身体が当たる背骨が押されます。

そうすると、腰の骨は本来お腹側に反っているわけですから、背骨が押されることで、腰の骨が元に戻ろうとするために腰に力が加わります。

この時に筋肉がかたまってしまっているために大きく負荷が掛かります。これが腰痛になる原因です。



関連記事:腰が痺れる原因3つ!片側だけに症状がある場合の対処法は?

頭痛

猫背だと身体の血流が悪くなります。

というのも、頭は非常に重たくて、細い首で支えている状態です。

前傾姿勢になると、頭が首より前に出るため、首は頭を支えるために筋肉などに力を入れます。

そうすると、当然筋肉は硬くなります。首の筋肉が硬くなるとその部分の血流が悪くなります。


この様な状態が長く続くと、首周辺に老廃物が溜まりやすくなり、その溜まった老廃物などが首周辺の神経を刺激し、頭痛を引き起こすことになります。



関連記事:偏頭痛と頭痛の違いは?吐き気や発熱などの症状が併発してたら注意!

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肩凝り

肩こりに関しても、腰痛や頭痛に似たメカニズムで症状が出ます。

肩こりも猫背になることで肩甲骨周辺の筋肉が硬くなり、肩と肩甲骨の位置が微妙にずれてしまいます。


ずれた肩と肩甲骨の位置を元に戻そうとする力は当然働くために、肩周辺の筋肉は自然な状態の時よりもより多くのエネルギーを使います。

筋肉に大きな負荷が掛かり、その状態が肩こりというわけです。



関連記事:肩を上にあげると痛い原因は五十肩?注意したい病気2つを紹介!

内臓不調

猫背の姿勢を続けることは、実は内臓にも大きな悪影響を及ぼします。

猫背だと、内臓が常に圧迫されている状態になります。内臓が圧迫されることで、内臓が本来行う活動を妨害してしまいます。


すると、内臓が不調を来たします。特に胃腸は影響を受けやすいです。

胃腸が圧迫されると特に腸が歪んでしまいます。腸が歪むと便秘の原因になったり下痢が続いてしまうなどの症状が出ます。


「健康は腸から」というように、腸に歪みがあると胃の活動も低下し、そうなると身体の様々な部分が不調を起こしてしまいます。


また肺にも影響が出ます。

圧迫され続けていると、心肺機能が低下する恐れがあります。これは呼吸が浅く早くなる原因となります。

更には、呼吸が乱れることで、自律神経の乱れを生じさせることもあります。

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猫背の改善方法は?

猫背を改善するには、姿勢を意識することが必要ですが、長時間かつ長年猫背の姿勢を続けていると、姿勢を正すととてもしんどいです。

猫背の方が楽だから猫背でいるという人もいるかもしれませんが、適度に正しい姿勢なら、実はしんどくなることはありません。

正しい姿勢を探す

正しい姿勢と言ってもどの状態が正しいのか分からないという人もいます。

そういった人でも自分に合う正しい姿勢を見つける方法があります。

その方法は、両膝を地面につけて、いわゆる「ヒザ立ち」をすることです。

膝で立つことで、自然と身体が伸びます。膝からだと、身体のバランスを保たなければ立ちにくいからです。

膝立ちをするとわかるのですが、膝立ちをして猫背の姿勢になることは少し難しいです。


また膝立ちの状態で猫背になろうとするとバランスを崩しそうになります。つまり膝立ちの状態が正しい姿勢ということです。

この姿勢を何度も経験しているうちに、自然と正しい姿勢が身に付くようになります。

ストレッチをする

ストレッチと言っても、猫背の改善方法なので、丸いストレッチポールを使います。

何それ?という人は、電化製品店のマッサージコーナーや、某大手激安店(ドン・キホーテ)などに行けば、買うことが出来ます。

これを横になった時の身体と平行に縦向きになるよう床へ置きます。


その上に仰向けで背骨を乗せるように寝転がります。

後は、左右へゴロゴロするだけです。これは案外気持ちがよく、また背筋が自然と伸びる状態になります。

肩こりなどにも効果的なので、かたまった筋肉をほぐすこともできて、とてもいいです。

普段の習慣を見直す

女性


猫背になる原因には、普段の習慣が影響していることが多くあります。

例えば、椅子に座ると足を組んでしまう人や、頬杖を突く人、立つときに左右どちらかの足に体重を乗せる人などは、身体が歪む原因となる行動習慣になっています。

これらの習慣をあらためることで、身体の歪みが改善され、猫背も改善されることがあります。

パソコンやスマートフォンの操作時間を少なくする

特にパソコンやスマートフォンは、猫背の原因となります。

そのため、操作時間を短くしたり、出来ない場合、パソコンの場合は、パソコンの操作する位置を少し高くしてみましょう。

そんなに、顔を下に向けずに操作できるくらいの位置で椅子に深く腰掛け、腰を椅子の背もたれなどに付けて足を組まずに操作します。


これだけでも、結構効果があります。

スマートフォンの場合は、出来るだけ操作時間を少なくしたいです。

スマートフォンがないときは、それで生活が出来ていたわけですから、最低限の操作以外は出来るだけ画面を見ないように心掛けてみましょう。

視野が広がり、新たな発見があるかもしれません。



関連記事:肩甲骨が痛くて眠れない!筋肉痛以外の原因や対処法を解説!

まとめ

猫背は、生活習慣を見直すことでかなりの改善が期待できます。

それほど、生活習慣と身体の歪みは大きく影響し合っています。これを機に、猫背を改善して疲れのない身体を手に入れましょう。



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