夜になると体のかゆみが酷くて眠れない!原因や対処法は?

夜になると体のかゆみが酷くて眠れない!原因や対処法は?

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日中は何ともないのに、夜になると体がかゆくなることはありませんか。

夜と言っても、特に就寝時に体がかゆくなり困っている人が多いです。

寝るときくらいは何にも邪魔されずにぐっすり眠りたいですが、体がかゆいと眠れません。


明日の朝早いのに・・・と思っていると、どんどん目が覚めてきてしまい、睡眠の質も低下します。

この記事では、そんな弊害の多い「夜限定の体のかゆみ」について解説します。

夜にだけ体がかゆくなる原因

夜に体がかゆくなる人の多くは、日中にはそんな症状は一切見られない場合がほとんどです。

原因は一体なにがあるのでしょうか。

アトピー性皮膚炎によるもの

アトピー性皮膚炎を患っている人は、身体のかゆみが特に強いです。

アトピーの場合は、夜限定でなく日中も体のかゆみに襲われることが多いですが、特に夜間は痒み症状が強くなりがちです。

原因の一つとして、夜布団に入ると体温が上昇することがあります。

布団に入り体温が上昇すると、それまで活発に活動するために頑張っていた交感神経から、リラックスモードの副交感神経へと切り替わります。

この副交感神経が優位になると、リラックスするために全身の皮膚がゆるみ、筋肉も緊張状態から解放されます。

すると、痒みを感じさせる神経に意識が向き、敏感となって痒みを覚えるのです。

アトピーの人に限っては、昼夜問わず痒み症状が現れますので、病院でしっかり診察を受け治療を行うことが大切です。


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乾燥肌である

乾燥は、肌の天敵です。

夜に体が痒くなる人の多くは、夏場より冬場に経験することが多いのではないでしょうか。

これにはきちんとした理由があります。

冬場は、空気が乾燥します。そのため肌も乾燥しやすい状態となっています。

肌が乾燥すると、肌トラブルが特に多くなりますが、体の痒みもトラブルの一つとして挙げられます。

例えば、顔が乾燥していると顔が痒くなったりすることがありますが、これと同じように、体で乾燥している部分が夜になると、情報量が日中と比べ少なくなります。

すると、身体は小さな刺激などを敏感に感じ取ります。

痒みも神経が敏感になっているからこそ、特に強く感じるようになります。

これが、リラックスしている夜、その中でもとりわけ就寝時ということになるのです。


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自律神経の乱れによるもの

日中は、交感神経が優位に働いており、外部刺激や目で見たもの、耳で聞こえるものなどに神経が向きます。

情報量が膨大な日中は、身体に神経が向きませんので、体の痒みに気が付かないのです。

しかし、夜になると情報量は少なくなります。

ここで、ストレスが溜まっている人は、交感神経が優位に働いたままになっていることがよくあります。

交感神経が優位になったままだと、神経が常に過敏な状態となります。

そのため、ほんの些細な違和感や痒みなどにも、敏感に反応してしまいます。

本当は痒くないけれど、衣服や寝具との摩擦刺激が、痒みというものになって感じてしまうこともあります。

いわゆる神経過敏な状態です。

ストレスにより身体の痒みがある場合は、外の小さな音が気になったり、小さな光が気になったり、いつもなら気にならないようなことにまで、気になってしまうという場合も多くあります。


関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!

その他アレルギーによるもの

その他アレルギーと言われてもピンと来ないかもしれませんが、特に多いのは、寝具についているダニ、ノミ、ほこりなどです。

これらが原因で体が痒くなることがあります。

特にハウスダストアレルギーの人は非常に多いです。


例えば、雨が続いていて、シーツを交換できない場合があったり、空気の入れ替えが出来なかったり、湿気により寝具が清潔な状態ではないと、このようなアレルギーの原因となるものが寝具に付着してしまっているかもしれません。

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夜に体がかゆくならないための対策

夜くらいは、何にもとらわれず考えず、ゆっくり過ごしゆっくり眠りたいです。

しかし、身体が痒いとまさに一大事となるほど、ストレスとなります。

そのため、夜身体が痒くならないための対策をご紹介します。

体を洗いすぎない事

一番簡単に出来ることは、入浴時に石鹸などで体を洗いすぎないことです。

石鹸などでゴシゴシと体を洗いたくなる気持ちはとても分かりますが、あまりにも洗いすぎると、皮膚にある必要な水分や、肌を守るための皮脂が洗い流されてしまいます。

水分がなければ、身体は乾燥状態となりますし、皮脂が少なければ、衣服や寝具との摩擦がかなりの刺激となります。

そのため、身体を洗う時は優しく洗い、出来るだけゴシゴシと必要以上に洗いすぎないことが大切です。

ストレスを適度に発散する

ストレスは万病の元です。

ストレスがかかると、身体的・精神的に大きな悪影響を及ぼします。

その中で「夜限定の身体のかゆみ」というのは、ストレスを感じているという体からの優しいSOSと言えます。

「最近、ゆっくりできていない」とか「今日は忙しい一日だった」とか、なんとなくでもストレスが溜まっていると感じるときに身体の痒みが現れるときは、体が「ゆっくり休んでね」と優しく教えてくれているときですので、ゆっくり時間を設けて休むよう心がけましょう。

運動、買い物、友人とお出かけ、恋人と会う、とにかく寝る、なんでもいいです。

自分に合った適切で正しいストレス発散を心がけましょう。

寝具を清潔にする

ハウスダストによる身体の痒みが原因で、それがストレスとなるケースも少なくありません。

出来るだけストレスの原因となるもの自体を根本的に排除することが望ましいです。

夜になって身体が痒くなる原因が、ハウスダストアレルギーの場合は、シーツを交換したり、晴れている日に布団を干したり、空気を入れ替えて部屋を換気するなどして、寝具や部屋の空気を清潔に保ちましょう。

ハウスダストアレルギーが原因の場合は、シーツを交換するだけで、かなり症状改善効果が期待できます。

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もし夜に体がかゆくなったら?

どうしても夜に体が痒くなった場合、どうしたらいいでしょうか。

「明日は朝早いのに・・・」などと考えていると、どんどん目が覚めてしまい、体の痒みどころではなくなってしまいそうです。

そうならないために、夜体が痒くなった時に出来る即効の対処法をご紹介します。

患部を冷やしてみる

とにかく痒い部分を冷やしてみましょう。

と言っても、冷たいものを食べたり飲んだりするのではなく、保冷材などを使用して外から冷やしてみましょう。

冷たいものを皮膚に当てると、その冷たさがピックアップされますので、痒みを紛らわすことができます。

保湿クリームを使用する

乾燥している場合には、特に有効です。

かゆくなってからでもいいですので、乾燥していると感じたら、保湿クリームなどを塗りましょう。

即効性とまではいかないですが、気が付いたら痒みが治まっていることが多いです。

保湿クリームなら、寒い夜にでも使えそうですし、夜朝肌がきれいになっているということもありそうです。


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まとめ

夜に体が痒くなると、本当に困ります。

ストレスがストレスを生み、睡眠不足の原因となったり、疲労が取れずにどんどんしんどくなったりします。

出来るだけ身体の痒みなど気にせずぐっすり眠りたいです。


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